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飲食店最新動向「プチ贅沢」

 2012年12月の総選挙で“デフレ脱出”を掲げた自民党が政権奪還しました。さらに7月の参院選も自民党が勝利を収めたことで、国民は、円安や株高などアベノミクスを実感しています。国民の心には「プチ贅沢」の意識が生まれ、「価値を感じる商品には、お金を払う」という傾向が強くなりました。そのため、百貨店の高額商品がよく売れていると聞きます。
 サラリーマン・OL層にも、「プチ贅沢」の意識は生まれ、飲食業界に少しはプラスに働いています。ここ数年で最高額を売り上げたという飲食店も増えたと言われています。
 この「プチ贅沢」に乗って成長したのが、最近、飲食業界で最大の話題になっている、立ち飲み屋の「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」です。「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」のコンセプトは、「3万円の料理を3000円で提供」することです。
 具体的には、立ち飲み店業態で、ミシュランの星付きレストラン出身の調理人が、高級店の料理を手頃な価格で提供しています。立ち飲みにすることで、回転数を増やし、高級なワインや料理を手頃な価格で提供することを可能にし、狭い店舗でも出店可能になりました。そして、飲み方のスタイル自体が演出となり、「かっこいい」、「おしゃれ」と映り、リピーターを集めています。
 「プチ贅沢」の例はこれに終わりません。
 「全や連総本店東京」(全や連:全国やきとり連絡協議会、運営(株)ひびき)は、大手町サンケイビル地下2階に2013年3月開業150席の日本一の焼き鳥です。料理は、独自のスタイルを持った7大やきとりタウンから集まった全や連の加盟7店から味を楽しめるようにしています。やきとりに使う「たれ」は全て各店の地元から運び、肉など食材も同じものを使っています。価格も平均客単価2,300円と手頃です。
 新橋や神田等の近くの飲食街と競合して、集客が難しいと言われる場所に立地していますが、一度入店したお客様は、全国の焼き鳥や珍しい料理を安く食べられるお得感に、また別のお客様を連れて来てくれます。これも、「プチ贅沢」の影響と思われます。

山下先生

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